REPORT

布教師養成所という所

朝五時半に起き、まず坐禅、朝のお勤めをしたらお粥の朝食。

朝8時から夜の9時までは、講義もしくは法話の実演。

講義の間の約5~10分と食事の15分ほどの時間以外は、ずっとお勉強という5日間。

その間は、正座か坐禅で聞いている、膝蓋靭帯や外側広筋、大腿筋膜張筋が痛み、

歩くこともつらい状態になる。

それが、僕が今年から門を叩いた、「布教師養成所」というところなのです。

曹洞宗の布教師を育成する、いわばスキー界でいうところのブンデスみたいな、

日本の八方みたいな、かつての浦佐みたいな所。

もっと解り安く言うと、競輪学校のような海猿のような所です。

体育大学に進んだ僕は、お釈迦様やら祖師方のことなど勉強したこともなく、

本山修行でも修行はしても、お勉強はあまりしないため、

このような所へ行かない限り、祖師方の書いた書物と触れ合うことも、

それを法話にしていく方法を学ぶことなどしなかったであろう僕。

全日本デモ選の勉強や全日本デモ合宿での研鑽のそれ同様というよりは、

それ以上の努力をこの養成所では必要とされます。

寝る時間は毎日3時間ほど。それが5日間。

自分が法話実演をするその寸前まで、自分の法話を磨き、

仲間の法話を聞き、その評価をしながら自分の法話も磨く。

数々の講義を受け、社会人としてのスキルも上げていく。

それが、布教師養成所なのです。

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 そして、年3期あるその養成所も、つい先日修了したのです。

辛くもあり、楽しくもある。

僕は、この養成所に初めて来たとき、日体大を受験し入学した時を思い出しました。

みんなが、仲間意識をもって同じ方向に向かっている。

辛いことは、みんなで乗り越える的な。

そんな、仲間が全国的にできる場所でもあるのです。

修行とは、修行し続けることこそが大切だと、

道元禅師の書した「学道用心集」から学び、

全日本スキー技術選へも出続けることが、修行なのだとも思えるようにもなりました。

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そして、この布教師養成所と真剣に向き合うために、

僕はSAJデモンストレーターを今季限りで辞めようと覚悟しました。

いつか覚悟ができると思いつつ、復帰させていただきましたが、

それが、この養成所での出来事でした。

スキーと坐禅。スポーツと坐禅を布教できる日を信じて、

仏道へまた一歩踏み込みたいと思います。

とはいえ、20回目の全日本を楽しみたいと思います。

Posted on 2012.02.23

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