2009年11月

THE ZEN WARS Episode 6 ~看読寮の修羅場~

看読寮は、修行僧のいろはを叩き込む場所である。

鐘司もそのうちのひとつであり、全てでは無い。

我々新倒は、基本的に「はい」か「いいえ」をMAX声で返事することを命ぜられる。

しかも、人の話を聞くときは、合掌。

そして、相手の目を見てはいけないのだ。

さらに勉強をするためにカンキという戸棚を使うのだが、

そこではもちろん正座を強いられる。

ノートを書くにも正座。少し休むにも正座。

カンキは、約80CM幅の戸棚で上段、中断、下段がある。

上段には衣服などを、中段にはすぐに使う作務衣や大衣をしまう。

引き出しに勉強道具などをしまい、下段は開けておくのが鉄則だ。

しかも、そのカンキ。そのひとつを2~3人で使うのだ。

縦に3分の1のスペースを整頓しながら使う。

僕は、左がウメちゃん、右がコウゲンだったが、

ウメちゃんの荷物が崩れ落ちてきて、いつも修復するのに大変だったりもした。

まあ、まだ20歳の子供だからいいかなどとも思ったりするが、

もう20歳なのであるから、整理整頓ぐらいしてもらいたものだとも思ったりもする。

看読寮へ入って、初めのうちは、ノートの書き写しがメインであり、

それが終わっても、浄人という食事給仕係や水頭という掃除準備係の役をあてがわれるので、

まだまだ本当の辛さは味あわない。

が、そんな中でも自分や仲間たちが、いろいろと「けちらす」わけで、

なんなら、ケチラシまくっているわけで、

その反省を、夜にみんなでするのである。

これを「着座」といい、だいたい7時過ぎぐらいから始まる。

新倒全員が寮内で二手に分かれて対面に座り、人数が多くなれば各側2列にも連なる。

そして、全員が衣儀を整え、畳の縁に合わせて座る。もちろん正座。

普段は、法界定印であるが、人の話を聞くとき、いわゆる誰かが反省を述べているときは、

合掌して聞くのである。

その日、自分がケチラシテしまったことは、必ず皆の前で反省しなくてはならない。

古参和尚さんに口宣(くせん:指導)をいただくときももちろんだが、

質問されて答えられるまでも合掌が続く。

例えば、明日の法要の差定(さじょう:式次第のこと)を覚えている者と言われたら、

覚えている者は、合掌して「はい」と返事をする。(そろってMAX声)

その中から、誰か指名され、答えを述べる。もちろんMAX声。

途中に噛んだりしたりすると、初めから言いなおさなくてはならない。

忘れたりしようものなら、そこから御両尊となる。

御両尊・・・・・それは、はるかに厳しい。

御両尊・・・・・それは、はるかに辛い。

御両尊・・・・・正座をして合掌したまま、上半身を前に45度まで傾けて静止するのである。

覚えていなかったものは、既に御両尊をさせられているので、

かれこれ5分~10分は経っているであろう。

もし、カミカミな奴が指名されようものなら、まだまだ終わる気配はない。

やっと言い終え、身体を起こすと、着座は1時間を超え、2時間に達しようとしているし、

結局、御両尊は20分近くしていたことにもなったりする。

並んでいる者の中には、膝の痛みで悶絶する者も増え、

御両尊で背筋が悲鳴を上げ、全身痙攣している者もいたりするのは、日常茶飯事でもある。

そんな夜が来るのを、我々は只只恐れながら待つ毎日なのである。

Posted on 2009.11.15

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THE ZEN WARS Episode 5 ~看読寮の掟~

ついに100日禁足のはじまり。

そして、我々新倒が最初に配属されるのが、看読寮なのである。

読んで字のごとく、見て読んで、そして書く・・・・・・・

この寮をまたの名を鐘司寮という。

鐘を司る役であり、お山の鳴らし物を鳴らす係であり、

お山の諸々の諸作業を円滑に進めるための準備係でもある。

なぜ看読寮というかというと、その諸々の仕事の内容が綴られた帳面を、

自分のノートに書き写し、それを書き終えた瞬間から、仕事に従事するからなのである。

書いたら覚えている!!!これが、看読寮の掟なのである。

例えば、古参和尚さんが何か教えてくれたとする。

その時点で、我々はできるという理論なのだ。

書いたり聞いたら、すぐできる。失敗せずにできるであろう。

というとが、大本山総持寺の掟なのだ。

東京都スキー連盟で例えるなら、指導員研修会の理論において、

市野さんの講演を受講した時点で、全日本技術選に出場する実力がある!!!!!

ということになってしまう。

もし失敗しようものなら、話を聞いていなかったということになり。

着座の時間が長くなる。

この失敗を「けちらす」と表現するのだが、

毎日毎日、何かを「けちらさない」ように細心の注意と、勉強に明け暮れるのが、

看読寮員の定めなのである。

看読寮の仕事には、いろいろあれども、

代表的なのは、鐘司(しょうす)、直堂(じきどう)、水頭(すいじゅう)、浄人(じょうにん)がある。

メインとなるのは、もちろん鐘司。鐘や太鼓、雲版、木版を鳴らす。

この鐘司にも、ランクがあり、鐘司當番、鐘司加番、鐘司非加番、鐘司非々加番と四ランクある。

ここで大事なのは、その4名が連携して、朝の坐禅から朝課、朝の飯台までを的確に鐘を鳴らす。

その後も、事あるごとに一日中、合図を出す為に、何かを鳴らしているのだ。

やはり中でも超重要なのは、當番であり、この者は坐禅の始まりから途中経過、終了ならびに、

朝課の進行案内までもおこなうのである。

叩く物も叩き方も叩く回数も叩く間隔も事細かに決められ、

丸一日、夜九時の就寝に至るまで、お山の全ての時間を合図するのだ。

これを頭と身体に叩きこみ、袂にしまってあるミニノートをチラ見しながら鐘を鳴らすのだ。

だが、このミニノート、持っても良いが、見ているところを人に見られてはならない!

見られようものなら・・・・・・・・・・・・・・・・

しかも、朝一の鐘も、本堂での鐘も打つ時は、鐘司長(ベルボス)さんが横で見ているので、

結局見ることはできない!

秘策はあるものの、鐘司という配役の中で、最も重要であり、

最も影響を及ぼし、もっともやりたくないけどやりがいのある仕事なのだ。

そんな、鐘司當番をきっちりするために、結局寝る間を惜しんで、勉強しなくてはならないのである。

なので、結局眠れないのであり、それでも鐘司當番は、三時半には起きなくてはならないのである・・・・・・

Posted on 2009.11.13

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横浜インラインチャレンジ2009

先週の土曜日、秋晴れの横浜はNISSANフィールド小机競技場に於いて、

横浜インラインチャレンジ2009が開催されました。

インラインスケーターの祭典的イベント、

skatingonstudium.jpg競技も5競技で、

ロード、スキースラローム、トリックスラローム、

ダンス、そしてインラインクロスと、

様々なジャンルが一堂に会してのイベント!

 

 

 

参加人数も年々増え、

500名以上の方々がいらっしゃったのでしょうか。

allmember.jpg

僕はというと、スキースラロームと

インラインクロスの監修&競技委員長。

当日は、修業で鍛えた声で、

インラインクロスのMCを

丸々一日させていただきました。

 

 

 

road.jpgのサムネール画像

ski.jpgのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

cross.jpg
boy.jpg

 

 

 

 

 

 

インラインクロスは、インラインスケートの異種格闘技!

スタート直後は10個の、パイロンスラローム

コースが直角に曲がったかと思うとすぐに、スキースラローム

その後また直角にコースを曲がって、ジャンプエリア

スピードに乗ったところで、ジャイアントスラローム

コース最大のクラッシュゾーン、クランクトンネル

最後の最後に3連ウェーブでゴール!

8-DSC_9263.jpg
 と様々な障害を乗り越えつつタイムを競うのです。

どの種目の選手がウィナーとなるかも注目ですが、

それよりも、小さな子供が涙をこらえて滑る姿や、

大人顔負けの滑りでヒョイヒョイ滑る姿が、

なんとも心温まるわけなのであります!

そんなデンジャラスなのにハートウォーミングなこの競技!

全てのインラインスケーターが戦えるこの競技!

 

 

 

mcunno.JPG

全国のスケーターのみなさん、

次はあなたがチャレンジしてください。

インラインチャレンジ2010でお待ちしております!!

お手伝いいただいた、ブローシェット&ZAPのみなさん。

スキーヤーとしてみんなで楽しんでいただいた、

さくらぐみのみなさん。

 

 

 

 

そして、スタッフ並びにご参加のみなさん、

お疲れ様でした!

また来年、ウンノトラップでお待ちしています・・・・・

Posted on 2009.11.11

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テライルラン

最近、うちのお寺の周りというか、山の中などを走り周っているのですが、

一周約15分のコースを開拓してみました。

山の中ですが、お寺の敷地内を走り川へ抜ける道なので、

テライルランコースと名づけてしまいました。

honndou.JPG

まずは、お寺の本堂に向い、

三拝をしてからスタート!

 

 

 

40do.JPG

そして、

いきなり40度の斜面を

駆け登ります!

この横は、

お墓が数百・・・・・

 

 

 

ohakatotannbo.JPG登り切ると、

お墓と田んぼと北上山脈を一望!

 

yamamiti.JPG

山を登り切り、

山の反対側を

降りると、

ここは、

どんぐり街道!

 

 

 

 

kawa.JPG

麓の果樹園を抜けると、

北上川にたどり着きます。

雄大な北上川を横目に、

サイクリングロードや

土手を縦横無尽に走り去り・・・

新幹線IN田んぼを望んで、

 

sinnkannsen.JPG

 

 

 

 

 

kaidan.JPG

田んぼの間を駆け抜けて、

参道の麓まで戻ります!

この階段を登ればゴールは間近!!

 

sanmon.JPG

そして、ゴールは、

花岩山 永昌寺の山門!

この、門をくぐり抜け、

邪気をはらったら、

さあもう一周!!!!

THE TERA-IL RUN

 

 

 

 

 
 

Posted on 2009.11.01

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